先日に続き、今回も記録写真として後から見返せるように過去の話をご紹介。
第2回目は、2007年8月10日に運行された「宇治川花火大会の臨時列車」です。
京都の夏の風物詩
中書島駅の宇治線乗り場は、通常本線に近い3番線が用いられていますが、臨時などで本数が多くなると1つのホームでは捌ききれなくなることから、4番線からも列車が発車します。
宇治川花火大会はかつて2013年まで宇治駅周辺で行われていた、京都を代表する花火大会でした。
京阪ではその臨時輸送の為、通常本線で8両にて走行している電車をわざわざ5両へ短縮して、この花火輸送へと当たらせていたのでした。
花火輸送の様子。ご覧のように電車が人でごった返していますね。
当時宇治線を担当していた2600系がフル稼働しており、中書島駅をひっきりなしに発車していました。
列車が抜けてもまたすぐに本線から旅客が下車し乗り換えてくるので、ホームは溢れんばかりの人、人、人…。
この当時最古参だった1900系も、5両編成の為に宇治線輸送の任務にあたっていました。
そして…こちらが、冒頭で書いた「わざわざ8連→5連に短縮した7200系」(右)です。
本線でしか見ることのない7200系が「宇治」の幕を出しているのは、非常に貴重な機会でした。
1900系が発車した後は2600系との並びも。
花火大会も近づき、かなり人が少なくなってきた中で入線してきたのは、特急色の1900系。
この当時1900系は残り2本で、先程の通常色(1919F)とこの特急色(1929F)でした。
残念ながら、宇治川花火大会は2013年を最後に開催されておらず、この臨時列車も運行されていません。
また見る機会があったらいいですねぇ…。