以前からお伝えしていた、泉北高速鉄道の南海電鉄への吸収合併。
「2025年度の早期を目指す」と案内されていましたが、今回その日付が「2025年4月1日になる」との正式発表がありました。
折しも新京成電鉄が京成電鉄へ吸収合併されるのと同じ日であり、この日をもって準大手私鉄の2社が一気に姿を消すことになります。
変わりそうなこと
以前も書きましたが、吸収合併されて今後変わっていきそうなことをお伝えしていきます。
①社章
現在泉北高速鉄道で使用されている社章は、今後南海の羽マークへ切り替わっていくものとみられます。
大阪メトロの時もそうでしたが、経営母体が変わるとまず変更されるのがこの社章部分です。
2025年までに順次、このマークが消滅し、順次南海ロゴへ換装されていくものと思われます。
5000系や7000系など、泉北高速カラーの強い電車にも南海ロゴが貼られるんでしょうか…
②駅名標
会社の変更にあたっては、駅名標も変えられることが多いもの。
現在の泉北高速鉄道様式から、南海電鉄が用いているタイプへの交換が行われそうです。
③路線名
現在、中百舌鳥~和泉中央間には「泉北高速鉄道線」という名前がついていますが、この名称が変更される可能性があります。
このままだと「南海電気鉄道の泉北高速鉄道線」というややこしい名前になるので、例えば「(南海)泉北線」という名称になったりするかもしれませんね。
④電車の色
白をベースに水色と青色…というのが泉北高速鉄道のカラーですが、塗装についてはコストもかかる為に大掛かりな変更をされる可能性は低そうです。
ただ、2022年から水色が省略され白と青のラインだけになった電車が登場しており、新車(9300系)や5000系などで適用されています。
このカラーパターンについては、今後5000系・7000系・7020系へも適用され増加していくと以前発表がありました。
⑤光明池車庫の統合/縮小
現在泉北高速鉄道の車両検査が行われている光明池車庫については、列車留置場や定期検査をする場所に規模を縮小するか、千代田車庫への統一が行われる可能性があります。
大阪メトロでも森ノ宮にあった車両工場が、2018年に緑木車両工場へ統一されています。
尚、光明池車庫の公開が今年も行われますが、泉北高速鉄道としては今年が最後の公開となります。
関連リンク
参考文献
南海電鉄「完全子会社(泉北高速鉄道株式会社)の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ」