阪神電鉄は、長年運行を支えてきた電動貨車である201号・202号を引退させると発表しました。
これにあわせて、事前応募制の撮影会を実施することもあわせて発表しています。
201号車について
201号・202号は1986年8月10日から運行を開始。主に夜間に行われる枕木の運搬や資材の搬入などを担当してきた電動貨車です。
運行時間は終電後~始発までの間なので、ご覧になった方はあまり多くないかと思われます。
車体は新造車ですが、足回りは3301形の廃車発生品を流用したものです。
今回の201・202号車の引退で、バンドン式連結器装備を備えた車両が阪神電鉄からいなくなることになります。
電動貨車はあまり数がなく、近畿圏だと近鉄の「モト」ぐらいでしょうか。
見学会
引退を記念した撮影会が、2024年10月8日の午前に開かれることになりました。
募集人数は40名、価格は20,000円とのことです。
【イベント内容】
・貨車諸元(機械性能等)紹介
・車内見学
・クレーンによる資材の積込・積降実演
・貨車運転士談話
・車庫内入換運転乗車体験
個人的には、前回尼崎車庫での撮影会に批判が集まったことを受けてか、今回は「見学会」という名前にしているのが気になるポイントです。
関連リンク
参考文献
阪神電気鉄道、阪神ステーションネット「~阪神電車の安全を38年間支え続けた電動貨車が引退~
「電動貨車201号・202号引退記念見学会」を実施」