えらいことになってきましたね……
昨日判明したJR貨物の不正に関して、同社が保有するコンテナ車7000両を駅に停止させ、緊急で点検を行うと北海道ニュースが報じています。検査後問題がなければ運転を再開するとのことです。
JR貨物から公式リリースは出ていませんが、荷主である西濃運輸から以下の案内が出ています。
貨物列車の緊急点検の実施のため、現在運行中の貨物列車は最寄りの駅等に停車することになり、積載されている商品について遅延が発生しております。また、本日出発の貨物列車の運休が決定しております。
運行再開の見込みが立っていないことから、今後も配送に大幅な遅れが生じる可能性があります。
お客様にはご不便・ご迷惑をお掛け致しますが、何とぞご了承いただきますようお願い申し上げます。出典:西濃運輸 2)
また、JR貨物の公式サイトは現在サーバーダウンしており、閲覧できない状況が続いています。
【22:00 追記】
300両以外の車両については順次運行を再開しているようです。<出典>
脱線事故から…
事の発端は、今年7月24日に新山口駅構内にてEF210-341号機の脱線事故が発生した事故に遡ります。
JR貨物が調査した結果、昨日9月10日に車輪と車軸の溶接作業において不正改竄が発覚し、564両のコンテナ車と4台の機関車について運行停止の措置を採ることが発表されていました。
ちなみに、EF210-341号機の脱線事故と不正改竄の関連性は明らかになっていない点に注意が必要です。
今日に入って新たに不正対象となった車両が確認されたため、緊急で駅に停車させ検査を行う模様です。
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