泉北高速鉄道は、2025年をもって南海電鉄に合併されることが発表されています。
この関係で、思わぬところに影響が出てくるようです。
かぶる?
それは車番の重複。
現在泉北高速鉄道には7020系の
・7121号車、7122号車
が存在します。
そして、南海本線で運用されている7100系にも
・7121号車、7122号車
が存在するのです。
つまり、どちらも同じナンバーが同じ会社内で存在することになります。
このような状態を「二車現存」といいます。
こことここ
ややこしいので、表にしてみましょう。
編成名 | 基本編成 ←難波 | 和泉中央/和歌山市→ | 運行路線 | ||
---|---|---|---|---|
泉北7521F | 7521 – 7021 – 7121 – 7621 – 7221 – 7522 | 高野線 泉北高速線 | ||
泉北7523F | 7523 – 7022 – 7122 – 7622 – 7224 – 7524 | 高野線 泉北高速線 | ||
南海7121F | 7121 – 7869 – 7870 – 7122
| 南海本線 空港線 |
ご覧のように、7020系の中間車に「7121」「7122」が、7100系の先頭車にも「7121」「7122」が存在していますね。
これまでは別会社、かつ別路線なので、検査の回送時など以外ではあまり気にならないポイントでした。
しかし2025年に泉北高速鉄道が南海電鉄へ吸収合併されるので、どちらも「南海電鉄の7121号車、7122号車」ということになってしまいます。
どう整合性をとる?
ではどうするのか…ということですが、一番可能性があるのは7100系を廃車にすることではないでしょうか。
7100系は現在廃車が進んでおり、あわせて8300系の投入も行われています。
2024年度は4編成12両を南海本線へ投入すると明示されており、この玉突きで廃車となれば、ナンバーの重複は起きなくなりますね。
会社合併時期は「2025年の早期」とアナウンスされていますが、それまでに間に合うでしょうか…。
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