これはまた珍しいケースですね…。
東海道新幹線三河安城駅において、大雨による旅客からの払い戻し(返金)申請が相次いだせいか、現金が枯渇してしまい対応ができないという旨の掲示がなされていたようです。
異常時対応
元々駅での払い戻しの対応は通常ではあまり多くなく、
①列車が運休した場合
②特急列車が2時間以上遅延した場合
③旅客の都合によるキャンセル
などの限定的なケースに限られます。
しかし今回は東海道新幹線自体が計画運休したことで、①と③におけるケースでの払い戻し事案が多発。
昨今ではクレジットカードやICカードでの決済も増えたことで、現金準備高自体が下がっているものと思われます。
運休による払い戻し対応は、1年以内であればどのJR駅(窓口がある駅)でも対応可能なので、三河安城駅ユーザーさんは近隣のJR駅にて申請してみて下さいね。
参考-JR東海の切符取扱規約
事故などにより列車が運転できない場合や列車が遅れた場合については、JRの運送約款である旅客営業規則に定める条件及び内容に限ってお取扱いをし、その他のお取扱いはいたしません。旅客営業規則に定める主なお取扱いは次のとおりです。
〈列車が運転できない場合〉
・すでにきっぷをお持ちの場合
旅行をとりやめる場合は、運賃・料金の全額をお返しします。また、旅行の途中でとりやめる場合は、お乗りにならない区間の運賃はお返しします。その場合、運転をとりやめた列車の特急・急行料金などは全額お返しします。・乗車中の特急列車が目的地までの途中駅で運転をとりやめた場合は、後続の特急・急行列車(運転をとりやめた列車が急行列車の場合は急行列車)にご乗車になれます。この場合、運転をとりやめた列車の特急・急行料金は全額お返しします。ただし、品川~東京間(東海道新幹線を含む)及び東北、上越、北陸新幹線の大宮~上野・東京間または上野~東京間のみ運転をとりやめた場合は、特急・急行料金の差額のみのお返しとなります。寝台料金は、使用開始後朝6時までの間に一部区間または全区間をご利用いただけなかった場合に限り、全額お返しします。
・そのほか出発駅へ無料でお戻りになることもできます。この場合はすでにその乗車券で途中下車をされている場合を除き、運賃・料金の全額をお返しします。
・定期券、回数券については、5日以上連続して不通の場合に限って有効期間の延長や払いもどしをいたします。
・お得なきっぷについては、商品によって払いもどしなどのお取扱いが異なりますので、係員におたずねください。
〈列車が遅れた場合〉
・特急・急行列車が、到着時刻より2時間以上遅れた場合は、特急・急行料金の全額をお返しします。
・列車などが遅れたことによって、乗り換え列車などに接続しなかったため、お約束の到着時間より2時間以上遅れる場合で、途中で旅行をとりやめるときや出発した駅までお戻りになるときのお取扱いは列車が運転できない場合と同様です。
・特急・急行列車がご利用できるお得なきっぷについては、商品によって払いもどしのお取扱いが異なりますので、係員におたずねください。
出典:JR東海「事故などの場合の取り扱い」