2024年8月8日、元泉北3000系である南海3000系3515Fが、高野線で試運転を行いました。
この車両は、7月11日に南海本線内でトラックの線路内侵入によって踏切事故を起こされ損傷した3513号車(と3514号車)を外し、中間車である3021-3022の2両を別の車両(3515F)へ組み込んだ編成です。
2~4連が基本の3000系では異端となる6両固定編成となっています。
詳しい解説
少しややこしいので、簡単に編成表で解説しますね。
これまでは
編成名 | 基本編成 (←難波 | 和歌山市→) | ||
---|---|---|---|
3513F |
3513 – 3021 – 3022 – 3514
| ||
3515F |
3515 – 3025 – 3026 – 3516
|
という4両編成が2本いる状態でした。
しかし、今回の再組成後は
編成名 | 基本編成 (←難波 | 和歌山市→) | ||
---|---|---|---|
3515F |
3515 – 3021 – 3022 – 3025 – 3026 – 3516 |
上記のように、元々3513Fの中間車だった3021・3022の2両を3515Fへ挟み込んだ6両編成1本となっています。
事故前に行われた3513F(4両編成)の試運転時の様子。5ヶ月前に行われたこの時は元気だったんですが…
それにしても、車両が2両除却されている(おそらく廃車)ので、事故を起こしたトラックの損害賠償費用はかなりの額になりそうですねぇ…。
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