米子市の議事録にて、以前お伝えした381系やくもの車両保存を断念したことが判明しています。
原因としてはアスベストがその理由にあるようです。
保存ならず…
保存にあたっては、米子市議会の田村謙介議員が精力的に答弁されており、その動向が注目されていました。
具体的には2021年6月頃から発言されており、米子市としても観光資源として一旦は前向きに検討していました。
しかしながらJR西日本と10回の協議を重ねて出た結論は、先述したアスベスト含有の理由からNOというものでした。
○石田文化観光局長 待機車両の譲渡につきましてのJRとの交渉状況についてのお尋ねでございます。田村議員から提案を受け、JRとは、私を含め観光課長、そしてJR西日本のほうでは3営業部の部長など、令和2年から大体10回程度協議を行ったところでございます。そのほかといたしましては、関連する会社の後藤工業とも協議の場を持っております。現在として、最終的にはJR西日本車両部にも社内で確認をしていただき、381系やくもにはアスベストを含んでおり、かつアスベストが除去できない車両であるため、譲渡のできない車両であると整理をしていただいておるところでございます。(中略)
○田村議員 これ1両丸々置こうというのは仮に無理だとするならば、他市の前例でいくと、カットモデルといって先頭の部分だけとか、様々なやり方があるんです。そういうことってできないんですか。例えばこういうものって、先ほど松田議員もおっしゃいましたけれども、市長なんかが行かれたらどうですか。
○門脇副議長 石田文化観光局長。
○石田文化観光局長 JRとの協議の内容といたしまして、法令的にそういったアスベストの取扱いについて整理をいただいております。そういったところから、法令的に譲渡ができないという整理をいただいておりますし、社内でも関係各所しっかりと対応いただいたというところでございますので、市長によるトップセールスはできないものではないかと考えてございます。
出典:米子市議会 1) 、可読性に難がある為、余白部分のみ削除
ただ、この議事録にも書かれていますが、381系自体は名古屋の「リニア・鉄道館」にも保存されています。
これについては堂々巡りの回答となっていて、田村議員も今ひとつ腑に落ちなさそうな様子が伺えます。
いずれにしても、381系が鳥取の地で保存されないのは確定となってしまいましたね。ちょっぴり残念です…。
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