北九州市で鉄道を運営する筑豊電鉄は、2024年9月に運賃を値上げすると発表しました。
この書類において、2026年度より既存車両の3000形を新車で置き換えるとあわせて発表がありました!
保守部品がない!
導入費用は1編成(2両)3億8000万円と結構お高め。車両タイプは低床式車両が導入されるとのことです。
資料によると、
現在運用している 3000 形車両について、部分的に車両更新を行ってまいりましたが、60年以上使用している主要な制御機器等を保守する部材が製造中止となり、調達が困難な状況である
出典:筑豊電気鉄道 1)
とのこと。
3000形は1988年から投入された車両で、初期車は経年35年ですが、足回りについては先代2000形の機器を流用して製造されており、ここだけを見ると経年50年近くを迎えます。
文中の「制御機器を保守する部材」が具体的に何を示しているのかは不明ですが、列車は吊り掛け駆動式なのでかなり年季の入ったもののようですね…。
筑豊電鉄では2015年から、アルナ車両のリトルダンサーを採用した5000形を4編成導入していますが、今回導入される車両もやはり同型となるのでしょうか…?
ちなみに、筑豊電鉄は2022年にも値上げを行っており、僅か2年で2度の値上げを行うことになりました。
関連リンク
参考文献
- 筑豊電気鉄道株式会社「鉄道旅客運賃の上限変更認可申請について」
- 筑豊電気鉄道株式会社「5001号の「ピンク」に続き、5002号は「ライトグリーン」筑豊電気鉄道 低床式車両5000形の2編成目を導入~平成28年3月1日(火)運行開始~」
- 山眺さんのポスト