京阪本線の橋本駅は、大阪府との境目にある京都府内に位置する小さな駅です。
これまで京阪電鉄では全ての駅に券売機を設置していたのですが、「1月26日ごろから橋本駅の券売機がなくなっている」「京阪本線初の乗車駅証明書スタイルになってる」との情報を聞いたので、実際に見てきました。
乗車駅証明書とは
よくある「目的地までの切符を購入する」のではなく、降車駅で精算する為に乗車駅で発行される旅券を取得するタイプの乗車方法です。
田舎の鉄道でよくある方式なのですが、京阪本線で導入されるのは初めてのことです。
本線級の駅なのに
橋本駅全景。相対式2面2線で、各駅停車(実質各停の準急も含む)のみが止まる小さな駅です。
改札前にいくと……
こ、これかぁ…
確かに、「乗車駅証明書」と書いていますね。
券売機とそっくりですが「乗車駅証明書」の発行装置となっていました。元々はICカード専用の端末だったようで、一部仕様を改造して設置されているようです。
ちなみに、右側の案内部分にも元々券売機が設置されていました。
慣れない様式に、お客さんも戸惑っておられる様子でした。
尚、支線である私市駅や桃山南口駅、木幡駅でも同じ1月26日からこの乗車駅証明書スタイルとなっているようです。
駅周辺は再開発中
京街道の宿場町として長らく昔の風景が残っていた橋本駅周辺ですが、近年駅南西部にて駅前広場の整備、および再開発工事がスタートしています。
広場の設置に合わせ、京阪バスの簡易的な乗車口も設置されています。