何度も書いていますが、先日北海道・札幌へ行ってきました。
行きの飛行機は1時間半程度のフライトだったのですが、帰りの飛行機は何故か2時間もかかっていたことを不思議に思っていました。
同じ距離にも関わらず何故こんなにも差があるのか。ちょっと気になったので調べてみました。
帰りは遠回り
理由の1つとして、航路の違いが挙げられます。
端的にいうと、関空→新千歳はほぼ最短ルートで飛んでいるのに対し、新千歳→関空は若干遠回りをしているのです。
フライトレーダーというサイトで、飛行機の航路が詳しく掲載されているので見てみましょう。
関西空港発→新千歳空港行きMM101便の航路。ほぼストレートに飛んでいくのがおわかりになるかと思います。
直線距離で1083kmを1時間半で飛行します。
それに対し、帰りのMM102便のルートはこんな感じ。
新千歳離陸後はやや日本海側上空を飛び、山陰・岡山を通行した後に、ぐるっと香川方面へ迂回して南側から関西空港へ着陸しています。
同じく直線距離で1083kmですが、迂回するので30分余計に(合計2時間)かかっています。
偏西風も?
また、西から東へ吹いている偏西風(ジェット気流)の影響もあるのだとか。
関西空港と新千歳空港とのフライトでは、新千歳空港への行きが追い風に、帰りが向かい風になります。
この偏西風は時速300km/hと新幹線並みの強風で、これに乗るとスムーズに飛び、抗って飛ぶと時間がかかるということもあるようです。
これら2つの影響が理由で、往路と復路で時間が異なっているのだそうです。