【嵐電】2023年4月に運賃値上げ、7両の車両更新も発表

【嵐電】2023年4月に運賃値上げ、7両の車両更新も発表

京福電気鉄道(嵐電)は、2023年4月に運賃改定(値上げ)を国土交通省へ申請したことを発表しました。

これが通れば、値上げ後の運賃は大人250円、子供120円となります。

現在の価格は大人220円、子供110円です

あわせて、値上げ後には老朽化した7両の車両更新や、2001形2両の回生ブレーキ化工事を行う方針であることも明らかにしています。

 

概要

出典:京福電気鉄道株式会社「2021年 安全報告書」

以前発表のあった安全報告書から、2023年度よりら2両の車両更新を行う予定であることが既に明らかとなっていますが、今回のリリースで合計7両となりました。

 

この7両の内訳には

車体製造から50年、電動機等は製造から90年以上が経過する車両7両を更新。

出典:京福電気鉄道 1)

とあります。この要件だと、最古参であるモボ101形あたりが対象となるのでしょうか…。

新車が投入されるとなると、以前商標申請した「KYOTRAM」の愛称が用いられることになるかもしれませんね。

 

あわせて、モボ2001形への回生ブレーキ設置も発表。

モボ2001形は既にVVVFインバータ制御を搭載していますが、誘導障害による沿線への懸念や、ブレーキ性能の安定性などから、回生ブレーキは設置されていませんでした。

回生ブレーキとは

平たく言えば、ブレーキをかけた際に電力を作る仕組みのこと。
モーターを回す為には電気が必要ですが、逆に何かの力でモーターが回れば電気を得ることが出来ます。(ハンドル回しの避難用ラジオなどで例が見られます)
この仕組みから、減速する際に電車の車輪で発電することができ、チョッパ制御やVVVF制御車両で多く見られます。今回のモボ2001形については「VVVF装置があるのに回生ブレーキがなかった」という珍しいケースです。

 

その他設備

今回の値上げ申請が通った場合、行われる予定の設備投資計画については次の通り。

駅のバリアフリー化

・バリアフリー化がまだ未整備である駅のスロープ整備、嵩上げ等による段差解消の実現
2023 年度:嵐電嵯峨
2024 年度以降:西大路三条・山ノ内・太秦広隆寺

 

 

関連リンク

【嵐電】北野白梅町駅の工事を見届けてきました

【コラム】嵐電にある、珍しい「留置車」方向幕

【新車用?】京福電気鉄道が「KYOTRAM」の商標出願

参考文献

京福電気鉄道「嵐山線 旅客運賃改定に関する認可申請について

4月18日(木)
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