「ふるさと納税を鉄道に使う」と表明している自治体まとめ

皆さんはふるさと納税制度をご存知でしょうか。

平たく言えば納税先を自分で決めれる制度で、自治体によってはその使徒を「鉄道に使う」と公言している場所もあります。

そう、いわば推しの鉄道を管轄する自治体へ課金（納税）することで、間接的にその鉄道を応援できるのです！

例えば富山県の立山町は、町内を走る富山地方鉄道立山線へふるさと納税のお金を使うと表明していて、実際に使用しています。

ということで、今日は「鉄道へふるさと納税を使う」と表明している自治体一覧をまとめました。

富山県立山町-富山地方鉄道

冒頭にも挙げた立山町では、町内を走る富山地方鉄道立山線へふるさと納税を活用しています。

立山町が管轄する富山地鉄立山線の駅は、役場のある五百石駅を中心に寺田～立山駅まで12駅にのぼります。

・富山地方鉄道立山線の維持活性化

地鉄立山線は、通学・通勤の足であり、アルペンルートの玄関口「立山駅」を終着駅にもつ観光の足でもあります。

駅舎、花壇、駐車場整備
動く美術館（電車内で町民の絵や写真展示）
電車に手を振ろう「多手山プロジェクト」開催

出典：立山町「寄附金の使い道」

令和2年度の実績では総額4796万円の内、747万円が立山線へ使用されたようです。

大阪府貝塚市-水間鉄道

大阪府貝塚市では、市内を走る水間鉄道へふるさと納税を活用しています。

8.公共交通に関する事業

出典：貝塚市「寄附金使い道の選択について」

過去3年では、いずれも水間鉄道へ寄附金を充てています。

しかしながらコロナウィルスの関係か、直近では相当に落ち込んでいますね…。

福井県越前市-福井鉄道

福井県越前市では、福井鉄道へふるさと納税を活用しています。

「200形車両を現役時代の姿に蘇らせたい！」というプロジェクトでふるさと納税を募った2020年度・2021年度では、200万円の寄附金を目標としていたところ、263万円・374万円を獲得。

北府駅鉄道ミュージアムの整備費用として充てられることになりました。

鳥取県若桜町-若桜鉄道

鳥取県若狭町では、町内を走る若桜鉄道へふるさと納税を活用しています。

若桜鉄道では観光用として若桜駅構内にSLや客車を留置しており、それらの維持費用として使われているようです。

千葉県銚子市-銚子電鉄

千葉県銚子市では、市内を走る銚子電鉄へふるさと納税を活用しています。

銚子電鉄は倒産危機にある電鉄会社として自虐的なPRで知られています。

2021年度の実績では5509万円もの寄付金があり、枕木やレールの更新、車両の全般検査といった運行に欠かせないものを中心として活用されているようです。

大阪府堺市-阪堺電気軌道

ふるさと納税は規模の小さな町村だけでなく、政令指定都市でも活用されています。

大阪府堺市では、市内を走る阪堺電気軌道へふるさと納税を活用しています。

写真は中心駅となる宿院電停ですが、ふるさと納税制度を活用して駅舎のリニューアルが図られました。

・公共交通機関の活性化を図るため、バリアフリー化や利便性向上の取組

出典：堺市「寄附金の使いみち」

但し、毎年阪堺電気軌道へ使われているわけではなさそうで、直近の2021年度・2020年度には鉄道関係の使途先が見つかりませんでした。

その他

関連リンク

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http://hanwa0724.livedoor.blog/archives/52086903.html

「ふるさと納税」という制度があることをご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、これは、都道府県・市町村に対する寄付金の制度で、この制度を利用すると、2,000円を超える部分について、一定限度額まで、原則として所得税と合わせて全額が控除される制度のことです。 参

阪和線の沿線から

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