2020年6月22日に発生した、阪神尼崎車庫での冒進による壁面衝突事故。
この事故で被災した山陽電鉄の5006Fですが、残念ながら雑誌「鉄道ダイヤ情報」の7月号にて廃車となったことが明記されています。
廃車の日付は、2022年3月31日となっています。
無念の廃車
編成名 | 基本編成 ←山陽姫路 | 西代→ | 備考 | |
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5006F | 5603 – 5253 – 5237 – 5503 – 5007 ▼ 5803 – 5006 ▼ 5703
| 更新中 |
今回廃車となったのは、西代向きから「クモハ5006・モハ5007・サハ5503・モハ5237」の4両です。残ったのは後ろ側にある5253号車・5603号車の2両のみでした。
尚、リニューアル更新工事で一部車番が変更されています。
元々はリニューアル更新工事のために尼崎へ入場しており、事故を受けて当初予定から少し延びた2023年度に更新完了となる予定でした。
2013年に踏切障害の影響で脱線・大破した5630号車は修繕の上で復活できましたが、こちらは復活とはいかなかったようですね。
このままだと運用車両が不足することになりますが、阪神電鉄側から補償や車両貸出などが起こってくるのでしょうか。
関連リンク
鉄道ダイヤ情報 2022年 07月号 [雑誌] Kindle版
参考文献
鉄道ダイヤ情報
山陽電気鉄道「移動等円滑化取組計画書」、2021年6月25日
運輸安全委員会「鉄道事故調査報告書」、2014年6月27日