近畿運輸局、ならびに中部運輸局は、以前取り上げた近畿日本鉄道の運賃値上げについてのパブリックコメントを募集しています。
その資料において、値上げした分の設備投資計画総括表が記載されており、これによると令和6年度(2024年度)に40両、令和7年度にも40両の合計80両を投入する計画であることが明らかになっています。
どこへ投入されるか

その資料がこちら。
令和6年度に(40)、7年度にも(40)と書かれており、この2年間で80両が代替されると読み取れますね。
また令和2年度に48両、3年度に6両とありますが、これらは80000系「ひのとり」でしょうか。
80000系「ひのとり」は大多数が2020年度に投入されていますが、HV14編成のみ2021年4月から運行開始となっています。
資料からは通勤車/特急車の差は明らかでないですが、以前のプレスリリースから鑑みるにおそらくは通勤車両である可能性が高いでしょう。
以前も書いたように置き換え対象の車両は450両あり、まずは2年でその1/5にあたる車両置き換えに着手していくようです。
おそらくは丸形屋根の車両が対象だとは思いますが、果たしてどの路線・どの形式からスタートするのでしょうか。
関連リンク
参考文献
国土交通省近畿運輸局、中部運輸局「近畿日本鉄道の旅客運賃の上限変更に関するパブリックコメントを実施します」
近畿日本鉄道「鉄道事業及び軌道事業の旅客運賃上限変更認可申請書」、令和4年4月15日