横浜に行かない横浜線
奈良に行かない奈良線
水戸に行かない水戸線←New!!— Osaka-Subway.com/鉄道プレス (@OsakaSubwaycom) December 4, 2017
「奈良線は奈良に行かない」というのは結構有名な話ですが、同じようなケースが他にもないかざーっと調べてみました。
事実①:奈良線は奈良に行かない
JRの奈良線ですが、実は全路線が京都府内で完結し、奈良県には全く通っていません。
奈良線は京都~木津間までの路線で、木津から先の2駅(平城山・奈良)については関西本線となっています。
尚、実際の運用としては「みやこ路快速」をはじめとした列車が関西本線の奈良駅まで乗り入れており、一体的な運用となっています。
事実②:横浜駅は横浜線ではない
横浜線は八王子駅を起点に横浜方面へ結ぶ路線で、新幹線の新横浜駅とも接続することから県外民にも知名度がある路線ですが、横浜線は横浜駅まで至らず、東神奈川駅までの路線です。
但し他の路線を介して横浜駅へ直通する列車は多く設定されており、横浜線の電車自体は横浜駅へちゃんと直通しています。
事実③:水戸線は水戸に行かない
北関東を走る水戸線は、栃木県の小山駅から笠間市の友部駅までを結ぶ路線で、水戸駅は水戸線ではなく常磐線になっています。
これは元々水戸鉄道が小山~水戸まで開業させたのですが、国有化された際に友部~水戸間を常磐線の路線にして、水戸線は友部までに短縮したことが由来となっています。
水戸駅が所属から外れたにも関わらず、現在でも路線名の変更は行われていません。
事実④:片町線は片町がない
あまりこの名前では呼ばれない片町線(学研都市線)ですが、片町駅が廃止になってしまったので片町には行けず、木津~京橋間が片町線となっています。
片町駅は京橋の1つ先(500m先)にあった駅でしたが、1997年の東西線開業によって大阪城北詰駅へ旅客駅としての立場譲って廃止されました。
駅名は廃止されましたが、路線名としては今でも正式に「片町線」の名前が残っています。
但し、今や殆どのケースで学研都市線と呼ばれ、片町線と呼ぶのは鉄道ファンか年配の人のみという状況になっています。