【朗報】学研都市線京橋駅、地下化に向け検討再開

【朗報】学研都市線京橋駅、地下化に向け検討再開

大阪市建設局は、JR学研都市線の京橋駅地下化に向けた調査検討業務委託の入札を5月25日付けで公告しました。

まだ本決定ではなくあくまで調査の再開という段階ですが、再評価を受けることが出来れば長年凍結状態だった京橋駅の地下化が動き出すかもしれません。

 

20年経っても始まらない理由

京橋駅周辺の地下化工事は、2000年度に一旦は着工準備が決められました。

しかし大阪市の財政状況が厳しくなったことから、21年経った現在でも動きがなく、総額650億円の負担が厳しいとして、実質的に事業休止中となっています。

JRおおさか東線計画決定時にも検討したものの、当時の京橋駅周辺開発に動きがなく、引き続いて財政状況も厳しいため見送られていた状況でした。

 

しかし、令和になってダイエー(イオン)京橋店の解体で駅周辺の再開発がスタートしたことや、JR西日本京橋駅(大阪環状線側)のリニューアルを実施しはじめていることから、改めて大阪市が京橋の駅ターミナル強化に向けて動き出した格好です。

 

 

事業概要

「JR片町線・東西線 連続立体交差事業」

場所:都島区片町2丁目~城東区新喜多2丁目(おおさか東線との分離部付近)
踏切除却数:3ヶ所
列車通過本数:358本(2000年時点)
地下駅化:1駅(京橋)
交差幹線道路数:3ヶ所(玉造筋、豊里矢田線)
総事業費:約650億円

 

 

出典:大阪市「豊里矢田線(鴫野・蒲生)整備事業 調書付属資料 (平成25年度 事業再評価)」

今回の立体交差化工事が完成すると、道路工事の方も進むものとみられます。

長年、京橋駅が障害施設となって延伸されていなかった玉造筋、および豊里矢田線(大阪メトロ旧森之宮検車場前の道路)が国道1号線まで接続されることになります。

現行では玉造筋は大阪ビジネスパーク周辺(ytv京橋ビル前)まで、豊里矢田線は鴫野西2丁目交差点までとなっています。

 

関連リンク

解体中の京橋イオン(旧ダイエー)を見てきました

 

参考文献

大阪市『事業再評価調書(2回目以降)』

大阪市建設局『令和3年度 連続立体交差事業に関する調査検討業務委託』

日刊工業新聞『大阪市/JR学研都市・東西線京橋駅地下化調査検討業務入札公告

 

 

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