高知で路面電車事業などを営む「とさでん交通」は、2021年1月9日にダイヤ改正を行うことを発表しました。
今回のダイヤ改正ではコロナウイルスの影響による乗務員不足の対応として、全線・全ダイヤにおいて大幅に減便を行う計画のようです。
(1)昼間時間帯の領石通発着便の廃止
(2)運行間隔の見直し・運行所要時分の見直しによる朝夕ラッシュ時間帯を含む全区間の減便
(3)伊野線(伊野~朝倉間)の運行形態変更による減便
(4)終電時間の繰り上げ
公式サイトで発表された内容はこの4つ。
特に注目されるのは、伊野線直通列車の減便です。
40分サイクルに…?
地元の高知新聞社がより詳しい内容を報じており、それによると「伊野線発着便の半減」「終電繰り上げ」を軸としています。
伊野線は現行ダイヤでもおおよそ20分サイクルのダイヤ。このあたりはまだ詳しいダイヤが出ていないのでなんともいえませんが、額面通り受け取ると40分サイクルになってしまいますが…果たして?
終電は5~40分繰り上げへ
終電繰り上げについては詳細なプレスリリースが出ており、繁華街である「はりまや橋」電停基準の時刻は次の通りになります。
出典:とさでん交通株式会社「路面電車ダイヤ改正について」
高知新聞社によると、とさでん交通の2021年度決算は10億円の赤字が見込まれており、固定費用の圧縮が課題になっているようです。
関連リンク
参考文献
とさでん交通株式会社「路面電車ダイヤ改正について」
高知新聞「とさでん交通が電車を大幅減便 伊野発着を半減、終電繰り上げ」