JR東日本は、保守作業時間の拡大や働き方改革の実現、コロナウイルス対策による行動様式の変化に伴い、自社路線の終電繰り上げ・初発電車繰り下げの具体的な概要を発表しました。
終電繰り上げ対象は17路線、始発電車繰り下げ対象は5路線になります。
山手線は最大20分早くなる
東京の主要路線である山手線は、外回りで最大19分、内回りで最大20分程度終電が繰り上がることになります。

例えば現行ダイヤだと渋谷駅の終電は0:52発ですが、これを19分繰り上げて0:33発が終電となる模様です。

内回りも、池袋0:51発大崎行き列車が20分繰り上がり、0:31発となります。
この他、終電繰り上げが行われる路線は次の通り。
・京浜東北線、根岸線
蒲田まで16分、桜木町まで33分、磯子まで24分、大船まで18分程度繰り上げ
・東海道線
国府津まで7分、小田原まで15分程度繰り上げ
・横須賀線
逗子まで15分、久里浜まで18分程度繰り上げ
・南武線
(立川行き、川崎基準)武蔵中原まで14分、登戸まで15分、稲城長沼まで8分程度繰り上げ、立川までは現行通り
(川崎行き、立川基準)武蔵中原まで10分、川崎まで8分程度繰り上げ
・横浜線
(八王子行き、東神奈川基準)橋本まで12分程度繰り上げ
(東神奈川行き、八王子基準)橋本まで3分、町田まで15分。東神奈川まで3分程度繰り上げ
・中央線(各駅停車)
(各駅停車)中野まで7分、三鷹まで25分程度繰り上げ
(快速)武蔵小金井まで30分、豊田まで29分、高尾まで30分、大月まで16分程度繰り上げ
・京葉線
新習志野まで11分、蘇我まで30分程度繰り上げ
・青梅線
・武蔵野線
・総武線各駅停車
・高崎線
・宇都宮線
・埼京線、川越線
・常磐線(快速・各駅停車)
今回の終電繰り上げにより、新幹線から乗り継いで到達できなくなる路線も発生するとのことで、JR東日本は注意を呼びかけています。

新幹線乗り継ぎで到達できなくなる区間は上記の通り。
始発繰り下げも
また、京浜東北線などで始発の繰り下げ(遅くする)も行われます。こちらは5路線が対象。
・京浜東北線、根岸線
赤羽~東十条間で12分、東神奈川~大船間で3分繰り下げ
・中央線各駅停車
中野~三鷹で17分繰り下げ
・総武線各駅停車
津田沼~千葉間で14分
・常磐線(各駅停車・快速)
上野~松戸で3分、取手~松戸で9分繰り下げ
参考文献
JR東日本「ダイヤ改正における終電時刻繰り上げ等の概要について」