【解説】神戸市営地下鉄に用いられるサインシステム

【解説】神戸市営地下鉄に用いられるサインシステム

神戸市営地下鉄 サインシステム

既存区間である西神・山手線には、和文に「MBゴシック101?」、英文に「Helvetica」が採用されている模様。

西神線のサインシステムデザインを担当したのは、「株式会社黎デザイン総合計画研究所」というデザイン系の企業のようです。(参考リンク:http://www.rei-design.co.jp/fieldA.html に1975年に手がけたとの記載があり)

新たに開業した区間である、神戸市営地下鉄海岸線のサインシステムには、和文に「ヒラギノ角ゴ」のW5/W7を使用。英文には「Frutiger」のBold/Romanを使用しています。

神戸市営地下鉄 サインシステム

 

プリンターやプロッターの種類や機種を選ばずに出力できるよう、アウトラインデーターが公開されていること等を条件として、和文書体としては「ヒラギノ角ゴシック体」のファミリーを採用し、文字数が少なく大きく扱う表記にはW7を、情報量が多く文字数が多い時にはW5を使用することにした。

また、英文書体としては同じ理由から「フルティーガー」のファミリーを採用することとし、ヒラギノゴシック体W7にはFurutiger-Boldを、W5にはFurutiger-Romanを組み合わせて使うこととした

参考文献:『神戸市交通局八十年史』(2002年10月,神戸市交通局)

 

ギャラリー

大倉山駅にある「のりば」の文字。

「ば」の左側の独特の揺れが気になるところ。和文については出典が見当たらなかったので、MBゴシック101ではないかもしれません。

 

追記

写研の新聞特太ゴシック体(YSEG-L)というフォントだそうです

 

神戸市営地下鉄 サインシステム

こちらは海岸線。

 

関連リンク

関西の鉄道事業者が持つサインシステムをまとめておこうと思う

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