JR西日本は、スマホの操作で鉄道に乗車できる「モバイルICOCA」を、2023年春より開始すると発表しました!!
スマートフォンで鉄道を利用できるサービスとしては、2006年の「モバイルSuica」、2020年の「モバイルPASMO」に続いて3例目、首都圏以外では初めてのサービス開始となります!
JR 西日本では、お客様のスマートフォンで IC カード乗車券「ICOCA」の機能をご利用いただける「モバイル ICOCA(仮称)」のサービスを、2023 年春(予定)に開始します。
自動改札機やお店でのお支払いにタッチするだけでご利用いただける便利さはそのままに、スマートフォンアプリの操作により、駅に行くことなく、定期券の購入やチャージが可能となります(略)
2.主なサービス内容
・定期券の購入や払いもどし、チャージなどが、スマートフォンアプリの操作により、
場所を問わずにできるようになります。
・自動改札機やお店での支払いでは、ICOCA カードと同様に、スマートフォンを読み取り部
にタッチするだけでご利用いただけます。
・チャージ残額、ご利用履歴などが、スマートフォン画面上でご確認いただけます。
・定期券の購入やチャージの代金は、サービスの利用開始時にご登録いただくクレジット
カードからのお支払いとなります。
※上記内容は検討中のものであり、サービス内容が変更となる場合があります。3.その他
・東海道・山陽新幹線の「スマート EX」、北陸新幹線の「新幹線eチケットサービス」の
交通系 IC カードとしてモバイル ICOCA(仮称)をご登録いただくことで、新幹線の予約、
お支払いから乗車まで、スマートフォン1台でご利用いただけるようになります。
出典:「モバイル ICOCA(仮称)」の導入計画について
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201016_00_mobileicoca.pdf
Appleでは半年遅れ?
これまでと同じく、まずはAndroid機からの登場となりそうですね。
先例となるモバイルSuicaでは、まず2006年にAndroid機で登場した後、非接触決済サービスそのものがなかったiPhoneでも、それが登場したiPhone7(2016年)から適用を開始しています。
一方インフラが揃っていたPASMOの場合でもiPhoneでの登場はやや遅れ、2020年2月からAndroidバージョンが、遅れること8ヶ月の10月からはiPhoneバージョンがサービス開始となっています。
ここから照らし合わせると、モバイルICOCAの場合も、iPhone版リリースは2023年10月頃になるのでしょうか…?
2位・3位でシェア争いが続く
順位 | カード名 | 加盟事業者 | 発行枚数 | 昨年比 | 加盟店数 |
1位 | Suica | JR東日本 | 8,157万枚 | +541万枚 | 37万1,280店 |
2位 | PASMO | 関東私鉄 | 3,956万枚 | +112万枚 | 25万8,179店 |
3位 | ICOCA | JR西日本 | 2,400万枚 | +252万枚 | 13万27店 |
出典:一般社団法人 金融財政事情研究会『月刊消費者信用』(2020年9月号)
交通系ICカードにおいてSuicaは圧倒的シェアを持ちますが、2位の関東私鉄系「PASMO」と3位のJR西日本「ICOCA」は同程度のシェアを持ちます。
2位のPASMOがモバイルに対応したことによって、大きく離されるのでは…?と考えていきましたが、このタイミングでICOCAがモバイル化に名乗りを上げたことで、情勢もわからなくなってきましたね~!
交通系ICカードのシェアについては、キャッシュレス系の話題のみを取り上げるサイト「鉄道ファンのクレジットカードのりば」にて取り上げていますのでこちらもぜひご覧ください!
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