1985年に登場した、南海9000系がリニューアル工事を行うとの事です。登場から30年で初のリニューアル工事になる見込みです。
今回のリニューアル対象は、サザンに併結される4両編成のタイプで、完成は2019年春のようです。約1年後ぐらいになりますね。
南海電気鉄道株式会社(社長:遠北 光彦)では、車内の快適性を高め、ブランドイ メージ向上を図ることを目的とした、車両づくりをお客さまと一緒に考えるプロジェ クト「NANKAI マイトレイン」を実施します。
同プロジェクトは、和歌山大学の空間デザイン研 究室講師の監修のもと、鉄道部門だけでなく社内の 様々な部署から募ったメンバーによって4種類の新しい内装デザイン案を策定。お客さまのご意見を参 考にしながら、9000系車両を更新するものです。
出典:http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/180125.pdf
内装が豪華な9000系
9000系は1985年登場の本線系の車両です。本線向けとしては初のステンレス車体になります。
外観デザインはこの時代の南海らしいデザイン+当時の流行である額縁を取り入れたもの。高野線8200系をベースに、スカートを取り付けて窓枠の上部をブラック化し、前面デザインが従来車両と比べてスマートになりました。
内装はちょっぴり豪華で、座席端の仕切りが無味乾燥としたパイプではなく、木製のものが採用されるなど、他の南海系車両と比べてグレードアップされています。
私はこの車両がお気に入りで、空港急行運用などで見るとちょっと嬉しい…そんな車両です。全体の本数が少ない(調べてみると、4両編成5本・6両編成2本のようです)からか、あまり見る機会はありませんが、近年はサザンの12000系採用によって自由席車としての運用も増えてきている様です。
今回、そんな9000系がリニューアルされる…とのことで、この内装の豪華さを維持するのかどうかが注目されます。
リニューアルプラン
「快適で、フレンドリー」
南海電鉄にもっと親しみを感じていただけるような、陽気で、遊び心のある車両を目 指しました。みさき公園をイメージしたアニマル柄などのアクセントもポイントです。
「ストレスフリー」
毎日乗る通勤電車だから、お客さまのストレスをできるだけ減らしたい。さわやかなグリーンを基調とした清潔で快適な空間をデザインしました。
「わが家のリビングにいるような」
自分の部屋のように、愛着を持ってもらえる 車両に。長い通勤時間を、少しでも居心地よく すごしていただくために、リビングをイメージ した、くつろぎの空間を目指しました。
「健康/スマート」
新しいことにチャレンジする南海電鉄でありたい。そんな思いから、都会的で、スマートなデザインを追求しました。長期的なトレンド である「健康」を意識したグリーンの差色もポイントです。
出典:http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/180125.pdf
南海電鉄のプレスリリースを見ると、リニューアルとしては以上の4プランが提示されています。座席そのものには手を加えず、あくまでインテリアデザインの変更に留まるようですね。つり革数も多めにとられています。
気になっていた座席端の仕切りも、イメージ画像ではそのまま使用されるようですね。
そして、今回のリニューアルプランのお披露目会・アンケートを明日2/1〜2/3の間で行う模様です!場所はマルコに恋してを置いて頂いているなんばCITY地下1階。この機会に、是非足を運んでみてくださいね。