当サイトでもアクセス数が多く、注目されている京都市営地下鉄烏丸線の新型車両。
以前J-TREC(総合車両製作所)がデザイン入札を1円で落札して大きな反響を呼びましたが、結果的には総合車両製作所は辞退し、近畿車輛が製造することになったようです。
辞退したことにより、入札価格通りの52億7000万円での落札となりました。
案件名称 高速鉄道烏丸線新型車両車体及びぎ装
予定価格 (税抜き) 5,270,000,000円
近畿車輛株式会社 国内営業部長 (個人名により伏せます) 5,270,000,000円 落札出典:http://www2.nyusatsu.city.kyoto.lg.jp/kotsu/ebid/buppin/kekka2019c/4313000431.htm
”52億”は何編成分?
出典:京都市「新型車両の外観デザイン案(検討用)」< http://www.city.kyoto.lg.jp/templates/shingikai_kekka/cmsfiles/contents/0000246/246377/dai5kai.2.pdf >、2019年2月7日閲覧
52億という価格は、果たして何両での契約額なのでしょうか。
参考までに大阪メトロの谷町線用30000系車両(6両編成・近畿車輛製造)は、1編成8億9000万円での契約だったことから、換算するとおおよそ6編成程度の本数でしょうか。
何故総車は辞退したのか
総車が辞退した、ということは、価格の叩きあいが酷くなったか、親会社等の大量生産案件が入ってしまって、ラインが塞がってしまったか…
— 彩葉 (@iloha_train) July 31, 2019
逆に、近車は日比谷案件後の親会社sの大量生産案件が無さそう、ということかもしれず。
1円でデザイン落札してまで実績を作り、どちらかというと首都圏辺重である総合車両製作所が関西進出への機を伺っているのか…と思われた今回の一件。
土壇場で何故、総合車両製作所が辞退したのかはわからないところです。
鉄道事情にお詳しいフォロワーさんの様々なツイートを拝見していますが、「他が堅調で、工場がキャパオーバーになったのではないか」「価格面で厳しくなったか」などなど、様々な説が飛び交っています。
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