イズミヤといえば、大阪を代表する総合スーパーです。1号店かつ本社を構える花園店は、四つ橋線花園町駅の目の前に位置しています。
2014年には阪神・阪急百貨店を擁するH2Oリテイリングと株式交換を行って経営統合したことは、驚きを持って迎えられましたね。
そんなイズミヤ花園店が、耐震性の問題から10月1日18時をもって一旦閉店し、リニューアルオープンすることとなりました。
イズミヤは創業地にある花園店(大阪市)を建て替える。今秋に閉店し、2019年春に商業施設として改装開業する予定だ。投資額や営業形態などの詳細は今後詰める。同社の1号店だが、建屋の老朽化が目立ち耐震基準も満たさないため、全面的に刷新する。
イズミヤは地元商店街などに建て替え方針の説明を始めた。建て替え後にスーパーとして営業するか他の商業施設にするかなどは今後決める。現在働く従業員は他の店舗などに異動させ、パート従業員らには希望に応じて他社の仕事なども紹介する。
イズミヤ花園店は、大阪市西成区の大阪市営地下鉄四つ橋線花園町駅の目の前にある。同社が1921年に「いづみや呉服店」として創業した発祥の地だ。衣料品を中心に販売し、73年に食品の販売も始めた。「ええもん安い」をモットーに大阪の消費者に親しまれてきたが、現在の5階建ての建物は建設から40年ほど経過し、老朽化が目立っている。
出典:https://www.nikkei.com/article/DGXLASHD24H2Y_W7A500C1AM1000/
建て替え後、再びスーパーとして再オープンするかどうかは未定のようです。
リニューアルオープンに伴う建て替え工事を記念し、イズミヤ花園店4階の催事場において、小さいながらイズミヤの歴史をたどる写真展が実施されていましたので見てきました
イズミヤ花園店に向かう
イズミヤ花園店。創業の地である花園町は、イズミヤにとって思い入れ深い土地であるはずです。この地に5階建てのビルを建設したのが1977年頃なのだそうです。
店内には「建て替え前の最大級の売りつくし!」とあり、各商品がかなり安く販売されていました
4階に上がります…
ささやかな写真展
4階の催事場では、「イズミヤ花園店 歴史の写真展」と題した、ささやかな写真展コーナーが設けられていました。
店内で行われていた写真展の様子。
イズミヤは「いづみ呉服店」として大正10年にスタートした、老舗のお店です。この「◯に泉」の暖簾は、長年掲げられていたものなのだそうです。
現在でも正式な社章として、社員バッジなどに使用しているそうです
開業当時の花園店。ダイエーの精神である「よい品をどんどん安く」に影響されているのか、同じような標語が並んでいます。
こちらが創業者である和田源三郎氏。敬虔なクリスチャンだったそうで、社名である「イズミヤ」も聖書に出てくる「ヤコブの泉」から取られたものなのだそうです。
国道26号線に拡大出店した際の写真…と説明されています。
同店は、いかにも1970年代のスーパーといった感じの作りで、どこか懐かしさを感じます。