人の家に上がるとき@大阪 pic.twitter.com/yYYvWATZjD
— だたろう (@datarou_origin) April 10, 2019
だたろうさんの「大阪ちゅーとリアル」という漫画にある「人の家に上がるとき」に、大阪在住20年以上の私はちょっと落胆していまいました。
またステレオタイプか……と。
こうして偽りの大阪のイメージが作られ、なぜか大阪以外の関西もこうだと思われていくのね…… https://t.co/v9ODFKjnFz
— N.(はるさん) (@haru9629) April 11, 2019
吉本やないんやから https://t.co/l8S07WghHE
— みちこ (@c6nufBJchMhDRpQ) April 11, 2019
作中に出てくる「邪魔すんねやったら帰って~」というのは、吉本新喜劇に出演する池乃めだかさんのギャグ。
年代の差なのかもしれませんが、初対面でなんて絶対やりませんし、今どき仲良くてもこんな寒いネタやる人いません。
間違った偏見には「はっきりとNO」
「ノリ悪い…」とか、「マジレスせんでも…」とか言われそうですが、大阪はこれを「おもろい」で終わらせてきたツケが、近代大阪のイメージを阻害してきたと私は思っています。
「またも負けたか八連隊、それでは勲章九連隊」ってご存知ですか?
八連隊というのは大阪に本部を置いていた日本陸軍歩兵第八連隊のことで、「また八連隊は負けたのか」という意味合いの歌です。
ちなみにこの八連隊、負け戦はをしていないのに「大阪の兵隊は弱い」などという偏見・ステレオタイプに苦しめられたのです。
そしてそれは、現代にまで続いています。
2010年に石原慎太郎氏が週刊文春で「大阪の歩兵第八連隊は弱いので有名だったけれども(笑)」と語っているそうですが、戦後70年が経ってもまだこういった不名誉なステレオタイプは残り続けている証左です。
これでは、真田山に眠っている日本陸軍第8連隊の方たちが浮かばれません。
いったん聞き知った話は、あとからそうでないと教えられてもなかなか修正されません。一度その固定観念が定められると、ずっとその偏見が残り続けます。
だからこそ、こういうステレオタイプには最初から頑なに「そうでない」と発信し続けていかないといけないと思っています。
「おもろいからええやん、オイシイやん」で流してきた結果、不名誉なイメージを背負わされることには大阪在住者としては看過できません。
全てがそうじゃない
もちろん、大阪在住だった(らしい)だたろうさんの漫画全てがそうではなく、47話「大阪人でコーナン行ったことないひといない説】」などはあるある!と共感してしまいました。