撮影:北河南様
以前お伝えしました、阪堺電気軌道の超低床車(リトルダンサータイプ)がバレンタインデーである2020年2月14日にアルナ車両から搬入されました。
今回の車両は堺トラムと同型なものの同じカラーリングではなく、新たにホワイトボディにライトオレンジ色の差し色が入った配色へと切り替わっています。
また、車番も「1000」ではなく「1100」の数字が充てられています。
新形式?
撮影:joまさ様
製造元のアルナ車両にて積み込まれる新型車両。ここから阪堺沿線へと輸送されていきます。
下部はテープ?のようなもので覆われていますが、うっすらとリトルダンサー顔が見えますね。
沿線にある住吉高燈籠との並びも。 撮影:joまさ様
輸送現場に到着。この日はかなり霧が濃かったようです。 撮影:北河南様
撮影:北河南様
側面には「HANKAI」のCIロゴと共に、車両型式が見えるのですが…その数字は堺トラムの続番ではなく、新しく「1101A」となっています。
撮影:北河南様
線路に載せられた後は、阪堺の古豪であるモ162号車に牽引されて我孫子の車庫へと輸送されたようです。すごい年齢差ですね…笑
費用負担が阪堺になったから?
撮影:北河南様
これまでと違ってオレンジ色になったり、車番が「1101」へと振られたのは、費用の導入負担額が異なるからでしょうか。
従来の堺トラムでは、負担額において国が1/3、堺市が2/3と堺市の費用負担がかなり大きかったですが、今回堺市の負担は1/6にまで減り、国が1/3、阪堺が1/2と阪堺が最も費用負担をする形になりました。
一般的には「カネを出せば口も出す」のが当たり前で、今回は阪堺が最も費用負担を行ったことから、デザイン面においても阪堺の主導権で決定した可能性があります(公式にはまだ何も出ていません)
また、新形式になっている点については上記の費用負担額の変更の可能性もありますが、何らかの構造変化があったのかもしれません。
参考文献
堺市「平成31年度以降の取組みについて」- 低床式車両の導入
http://www.city.sakai.lg.jp/shisei/toshi/kotsuseisaku/kasseika/suishinkondan/index.files/kaigi310318_08.pdf