【近鉄】2018年3月期2Q決算は増収増益で好調!伊勢志摩やインバウンド効果で電鉄事業も復調へ

2017年11月13日、近鉄グループホールディングス株式会社は「2018年3月期 第二四半期(2Q)決算」(4月1日~9月30日の営業成績)を発表しました。全体的に好調な数字を弾き出しています。

※…Qは「クォーター」の意

 

グループ全体

売上高(営業収益):6060億8300万円(+2.5%)
営業利益:356億1600万円(+10.4%)
経常利益:334億2200万円(+24.8%)

売上高は前年度比で2.5%増の6060億8300万円、営業利益はなんと前年度比10.4%増の356億1600万円となり、大幅な増収増益となっています。

近鉄グループホールディングスの主要事業と売上構成比は、鉄道・バスなどの運輸業が19.2%、不動産業が12.6%、流通業(あべのハルカス・近鉄百貨店)が31.5%、ホテル・レジャー業(志摩スペイン村、海遊館など)が39%となっています。

 

運輸業:電鉄は好調

運輸業全体については売上高が-2.1%、営業利益は-1.4%と減収減益でした。

但し、電鉄事業に限ると増収増益となっており、伊勢志摩の復調やインバウンド効果(奈良・京都輸送)が現れた結果となっています。

運輸業については、鉄道(近鉄・伊賀鉄道・あすなろう鉄道・奈良生駒高速鉄道など)・バス(近鉄・奈良交通)・タクシー事業、意外な所では鉄道施設整備業などが含まれます。今回の運輸業セグメント全体での減収減益は、この鉄道施設整備業の減少を理由に挙げています。

ちなみに、「鉄道施設整備部門」が具体的に何を指しているのかが調べても出てこずわかりませんでした。どなたか教えて頂けないでしょうか_ _

不動産業:増収増益

不動産業は、不動産販売業においてマンション分譲戸数の増加を理由に、売上高は684億3800万円(前年同期比10.5%増)となり、営業利益は80億8600万円(前年同期比26.5%増)と大幅な増収増益となりました。

不動産賃貸・不動産管理部門は横ばいですが、販売部門だけが大きく伸びています。

 

流通業:あべのハルカス効果で増収

流通業は売上高が1925億9400万円(前年度比2.7%増)、営業利益が29億300万円(52.0%増)と大幅な増収増益となりました。ここでも、あべのハルカスへの観光客来場数増加によるインバウンド需要に対応した事を挙げている他

流通業セグメントには近鉄百貨店・近商ストア・ampmから転換したファミリーマート、近鉄特急内の車内販売事業などが含まれます。

 

ホテル・レジャー業:クラブツーリズムが好調

レジャー・サービス業については売上高が2456億6000万円(前年度比1.0%増)、営業利益が64億3300万円(前年度比3.8%増)と増収増益となっています。

金沢都ホテルの閉館やシェラトン都ホテル東京の改装による営業休止を受けて、ホテル部門は減収となりましたが、個人旅行ツアー部門である「クラブツーリズム」などが好調で、損失を補う好調さを見せました。

 

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参考資料

近鉄グループホールディングス『第2四半期決算説明資料 』<http://www.kintetsu-g-hd.co.jp/ir/zaimuinfo/data/2018/h3003ki2q20171113_siryou.pdf>