【京阪】2018年3月期2Q決算は増収減益へ。プレミアムカー効果は今期では現れず

2017年11月9日、京阪ホールディングス株式会社は「2018年3月期 第二四半期(2Q)決算」(4月1日~9月30日の営業成績)を発表しました。

※…Qは「クォーター」の意

 

ホールディングス全体

売上高(営業収益):1437億5200万円
営業利益:157億4000万円
経常利益:148億5400万円

売上高は前年度比で1.8%増の1437億5200万円となったものの、営業利益は前年度比-9.1%の157億4000万円と増収減益となっています。

京阪ホールディングスの主要事業は、鉄道などの「運輸業」、マンション販売・ビル経営などの「不動産業」、百貨店などの「流通業」の3事業となっている他、レジャー業なども行われています。

今回は、その中でも主要3事業について取り上げます。

 

運輸業:プレミアムカーは好調なのに何故?

運輸業については減収減益。今回の決算は4/1〜9/30の半年間のみのため、8月からスタートしたプレミアムカーの効果はまだそこまで現れていません。

京阪宇治交バスがスタートさせた(=運輸事業として計上)、介護事業の「京阪ライフサポート社」を関西電力に売却した事で、大きく減収している点、また車体更新による減価償却費の増加も受けています

運輸業の今後に関しては、伏見稲荷駅の改装工事が12月に計画されている他、来期(2018年5月~)には枚方市駅の無印良品が参画したリニューアルが計画されています。さらに子会社の叡山電鉄に奇抜な観光列車が登場します。

 

不動産業:増収減益

出典:長谷工アーベスト『ファインシティ王子神谷 公式サイト』(2017年11月14日参照)

不動産業については、売上高が前年度比で7.0%、営業利益が-3.0%の増収減益となっています。

京都市に本社を置く「ゼロ・コーポレーション」社を連結子会社化した収益に加え、東京に建設した「ファインシティ王子神谷リバー&フォレスト」というマンションを販売した効果で増収となったものの、前年度寄与した、利益率の高い戸建て物件の反動減によって、増収減益(売上高は上がったものの利益が薄い)となっています。

不動産業に関しては「ファインシティ」ブランドで、自社営業エリアである枚方は勿論、千里や首都圏などのエリアにも順次展開していく計画です。

 

流通業:京阪モールが好調、百貨店が不調

流通業については売上高が1.9%増、営業利益が-7.9%の増収減益となっています。京阪百貨店、京阪モール、フレスト、Sweets boxがここにあたります。

内訳として、百貨店事業が3億800万円の赤字、フレストなどのストア事業が4億3900万円の黒字、ショッピングモール経営が8億5700万円の黒字となっています。

流通業については、フレスト長尾店の開業や京阪モールのリニューアルなどが行われ、年度末決算にその影響が現れるものと思われます。

しかし百貨店事業がここまで不調とは意外でした。関西の百貨店は阪急・大丸・近鉄・阪神が名門で、後発の京阪百貨店は名門の壁に食い込めていないのでしょうか。

 

参考資料

京阪ホールディングス『2018年3月期 第2四半期 決算説明会資料』<http://www.keihan-holdings.co.jp/ir/library/pdf/2017-11-09.pdf>