【名古屋市営地下鉄】幻の「柳橋駅」は相対式の地下2階式駅!

東山線は昭和30年代に建設された、比較的古い地下鉄です。

そんな東山線には、幻の駅計画として「柳橋駅という計画があった」ことは、名古屋人の皆さんなら結構有名な話かと思います。

2014年に河村たかし市長が、この駅の復活を公言したこともあり、一躍話題になりましたね。

 

当時の計画

当時の計画を見ると、柳橋駅は以下の様な仕様で作られていました

柳橋駅

場所:名古屋~伏見間(キロポスト685m~795m間)
形状:相対式ホーム
深さ:地下2階式、地下1階を中階とする
幅員:4.0m(伏見駅と同じ)
有効長:105m
勾配:2.5‰

 

出典:名古屋市交通局『柳橋構造物平面図』、1955年10月(http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/1965851.html)

柳橋停留場は名古屋・栄町(注:現在の栄駅)間が開通しても利用客が少ないと考えられる点から、第1期工事においてはこれを保留することとし、将来必要となったときに設けることとした。(中略)

現在この間の中柱間隔は2.25mであるが、停留場となった場合はこれを4.5mとし、地下1階を設けて地下2階構造物とする。(中略)

停留場出入口は市電江川線(注:現在の名古屋市道江川線)中心から西へ約30mの位置に設け、地下1階に連絡し、さらに階段を経て幅員4m、有効長105mの相対式乗降場に達する計画とした。

名古屋市交通局高速度鉄道建設部計画課『名古屋市高速度鉄道建設史』1959年、129p

 

この駅、当時でも比較的名古屋駅と近接していましたが、名古屋駅のキャパシティ増強の為の拡張工事(有効長12両編成化)の結果、仮にこの場所(西柳町交差点付近)に設置した場合、名古屋駅とめちゃくちゃ近くなる(恐らく400mぐらい)ようです。

 

追記

名古屋駅の増強工事は中村公園側(反対側)へ…なので、駅間区間は変わりがない…ということなのだそうです。ご指摘ありがとうございます_ _

 

 

現実的には問題が山積み

ただ、名古屋の議員さんのブログによると、名古屋市交通局からは次のような理由から「施工は難しい」とアナウンスしています

■ 「やなぎばし駅」を設置する可能性は?
→物理的には可能だが、困難だと考えている。

■ なぜ?
→以下の理由がある。
・「やなぎばし駅」の上部空間に、名古屋高速のランプがあり、橋脚等をよけながら工事を進めるのは難しい。
・現在、路線は営業中であり、工事自体が厳しい。
・地下鉄桜通線国際センター駅との距離が300m程度しかなく、新たな乗客の掘り起こしは難しい。新駅を設置しても収入は増えない。
・新駅をつくると乗務員の人件費や駅の管理費、運行費用などがかさむが、それだけの収益がない。
・現在、名古屋駅-栄間はおよそ5分だが、新駅をつくるとさらに1~2分所要時間がかかる。

出典:http://blog.livedoor.jp/minami758/archives/1887685.html,2012年1月23日

 

ただ、いろいろな既成概念をぶち壊して、あおなみ線にSLを走らせたあの河村市長さんですから、これらの問題をざっと解決して実現しそうではありますね笑