JR東日本は、現在上越新幹線で2階建て新幹線「E4系 MAX」の運行を、2021年秋に終了すると発表しました。
現在製造しているE7系を更に追加投入し、現在15編成が在籍しているE4系全てを置き換えるとしています。
E1系から続いた「全車2階建て新幹線」は、このE4系で歴史に幕を閉じることとなりました。
「Max」の名は23年で終了
E4系は2階建て新幹線「MAX」の2世代目車両として、また200系の代替用に1997年登場。
先代E1系の思想を受け継ぎ、全車2階建てとすることで収容定員を大幅に増強。「新幹線通勤」の受け皿ともいえる存在でした。
ただ最高速度が240km/h程度と遅く、新幹線として寿命が見える20年を迎えることから、今回の置換えとなっています。
当初は2020年度末までに全てを置換えるとしてきましたが、2019年に襲来した台風19号の影響でE7系が8編成水没して廃車。その影響により、延命された状態でした。
1994年登場のE1系以来、23年にわたって続いてきた「Max」の名は、E4系で潰えることになりました。
関連リンク
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参考文献
東日本旅客鉄道株式会社「2021年3月ダイヤ改正について」