今年2月から新築されたホームでの供用を開始した阪堺恵美須町駅。3面2線の大ターミナルを持つ駅から1面1線の小規模な駅になりました。
旧阪堺恵美須町駅については2月から長らく放置されてきましたが、9月末頃から解体工事を開始。ついに今月、旧駅舎の一部部分を残して完全解体・更地化されました。
先日、解体作業の様子を取材してきました。
だだっぴろい更地に
現恵比須町駅から見たホームの様子です。大部分がアスファルトで舗装され、都心外郭部である恵比須に大きなスペースが出来上がりました…!
再開発で何が出来るのか、非常に期待されます。
こちらが前回10月の様子。建てるのと違って解体は本当あっという間ですね……。
インバウンド観光客が多く来ていた当時とは状況が異なり、土地利用についても一考の余地があります。
ホテル…ももしかすると建つかもしれませんが、果たして何になるのでしょうか
駅舎はそのまま
旧駅舎部分だけが、当時の遺構を伝えるかのようにぽっかりとそのままになっています。
こちらも以前と変わらず。
前回記事で「営業していなかった」と書いた山本珈琲さんですが、この日は営業なさっておられました。
しばらくはこの状態のままでしょうか…?
前回来訪時の様子。工事用の仕切り板が外された代わりに、ヨド物置のような倉庫が出来ていますね。
ヨド物置の裏側から撮影した新旧。上が10月・下が11月です。
奥のマンションを見てもらうとわかりますが、これ同じアングルからの写真なんです、
1年を振り返って
1月からお伝えしてきた恵比須町駅移転工事・および解体工事の様子ですが、1年をかけて無事工事完了となりました。
通天閣に隣接するこの広大なスペースの跡地には、いったいどんな再開発事業が立ち上がるのでしょうか。
解体工事に従事された南海辰村建設、および下請けの皆さん、お疲れさまでした。
関連リンク
【2020/10】阪堺の駅、半壊状態に…恵美須町駅解体工事の状況
【2020.1】阪堺恵美須町駅の工事状況…駅舎工事が進む