何気なく過去の写真を整理していると、2012年に帰省と新潟方面への旅行を兼ねて出かけた時の写真が出てきました。
まだ新幹線がない時代の富山・新潟。写真を見ていると懐かしさがわいてきます。
冬の北陸って物悲しげというか哀愁というか、そんな雰囲気があるんですよね。まだJRだった北陸本線や富山地方鉄道の風景がそれとマッチしてとても素晴らしいのです。
これは、実際に旅をしてみないとわからない感覚かもしれません。
あの時はWebサイトを一旦休止していたこともあって「そういえばどこにも書いてなかったな…」と思い、旅行記のような感じでここに書いてみることにしました。
まずは富山まで
旅は大阪駅11番線からスタート。
以前記事にしましたが、11番ホームは大阪駅でもほぼ特急電車のみに使われる特別な存在です。旅のためのホーム、というべきでしょうか。
今回の旅の行程はこんな感じ。
ストレートに新潟へ抜けるなら富山から特急はくたかに乗ればいいのですが、今回は親戚への顔出し帰省も兼ねているので、一旦富山地方鉄道に乗り換え、親の実家がある五百石駅へ向かいます。
今回はグリーン車に乗車。大阪発だと最も後方の車両になります。1+2の座席配置で非常にゆったりとしています。
16時11分、3時間半をかけて富山駅6番線に到着。今では富山直通のサンダーバードもなくなり、見れなくなった光景です。
反対側の5番ホームには「復刻された原色カラー」の457系A16編成がいました。
かなり珍しい電車で、ちょっとラッキーな旅の始まりです。
富山駅ではリトルダンサー「サントラム」がやってきていたので少しだけ寄り道。時間があって天気が良ければ追いかけたかったのですが…残念。
電鉄富山に到着すると、富山地方鉄道14760形の雷鳥カラーがやってきていました。やはりこの色が一番富山地鉄らしいです。
行先は親の実家がある立山線五百石駅なのですが、五百石方面行きの電車がしばらくこないようなので、途中の寺田駅まで乗車します。
富山駅で時間つぶしをしても良かったのですが……敢えてこれに乗車したのは理由がありました。
17：05、寺田に到着です。寺田駅は本線と立山線が分岐する運行上の拠点駅。
ホームを降りると…
わあああお……
霧に包まれた寺田駅。駅用の強い照明が霧に当たり、どこか物悲しげな雰囲気です。
冬の富山はこういう風景が見られるのがいいんですよねぇ。富山駅に居ず、寺田まで出てきたのは「何かあるかもしれない」と踏んだ私のカン？が理由です。
時は12月。北陸はやはり雪が多い…。この年はかなり雪が多かったと記憶しています。
17：18、乗り換えの立山行き列車がやってきましたので乗車します。日本の鉄道では珍しく右側通行ですね。
年末の五百石駅に到着。元旦を迎えるべく国旗が掲揚されていました。
ここで実家に軽く挨拶を済ませて、再び富山地方鉄道へ乗車します。
新潟への道
17：49。再び電鉄富山行きに乗車します。やってきたのは京阪特急色の10030形でした。
現在の位置。五百石駅から再び北上して寺田・魚津を目指します。
17：56、先程の寺田駅へ再び到着。新潟へは富山駅まで行くと遠回りですので、ここから本線で魚津を目指します。
18：33、電鉄魚津に到着。乗り換えた本線の電車は通常カラーの10030型でした。
魚津駅前はイルミネーション？をやっているのか、すっかり年の瀬の雰囲気。
JR式の「魚津」駅名標。何気なく撮影したものですが、第三セクター「あいの風とやま鉄道」になったのでもうこれも見られないのですね…
魚津18：47発の泊行きに乗車。
681系2000番台スノーラビットが通過していきました…。
泊に到着
泊は北陸ローカルの運行上の拠点駅。富山方面から来る大半の普通列車がここで折り返します。
泊駅の様子。年末で雨の夜ということもあって本当に人がいません…。
直江津行き列車が来るまで、もう少し時間つぶしです…。
と、今回はここまで！
やはり旅行記って何を書いていいのかわからなくなって難しいです。笑
アクセス数があればこの後も書こうと思いますが…果たしてどうでしょうか
