2020年7月8日、JR西日本大和路線の柏原駅付近にて、柏原市役所の新庁舎工事の為に組まれてた足場が崩落し、JR大和路線の線路・架線にそれらが飛来しました。
足場は電車の電線を折り曲げ、あわせて線路に物理的に支障をきたしたことから運転再開できず、当初21時での復旧を目指したものの、18時の段階でも復旧完了が見込めないことから、終日運休となりました。
柏原市の発表によると、突風が原因かもしれないとのことです。
現場概況
現場は近鉄大阪線安堂駅のすぐ裏手で、JRでいうと柏原~高井田間にあたります。現在ここでは柏原市役所の新庁舎工事が行われている最中でした。
大きく崩落した足場。
ぐにゃりと曲がってしまっているのがわかります。崩落は朝5時頃だったようで、電車がいなかったのが不幸中の幸いでしょうか…
架線に衝突した足場部分。色が同化していて見にくいですが、架線柱が倒れて電線が維持できなくなっているのがわかります。
足場に張られるテント幕を除却している工事担当者。
柏原市の新市役所庁舎は2021年4月を予定しており、今後スケジュールに遅れが生じる可能性もあります。
現場にはパトカーが…と思いきや、JR西日本の現場運用車が横付けされていました。
おおさか東線も
とばっちりを受けたのがおおさか東線です。
同線は大和路線とは無関係の独立した路線ですが、おおさか東線車両の車庫が大和路線内にあることから電車が出庫できず、元々おおさか東線内に居た2列車のみでの路線運用を余儀なくされています。
この影響で、従来15分間隔である路線はその本数が維持できず、30-60分間隔に落とされて運行されているようです。
当初は放出での折り返し運用を行っていたようですが、14時の段階では久宝寺行きに戻っていました。
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— JR西日本列車運行情報(京都・神戸線)【公式】 (@jrwest_kinki_a) July 8, 2020